松尾 葉子 先生
1982年フランスのブザンソン指揮者コンクールで、女性としては史上初めて、
また日本人としては小澤征爾に次いで二人目の優勝という快挙により、一躍注目を集めた松尾葉子先生は、
1984年だけでも、女性だけのオーケストラ「レディース・オーケストラ・ジャパン」(5〜6月)、
二期会公演オペレッタ「メリー・ウィドー」(7月)、オペレッタの名花メラニー・ホリディとの共演(9月)など話題の演奏会をはじめ、
日本フィル、京都市交響楽団、新星日本交響楽団、名古屋フィル、群馬交響楽団、新日本フィル、
東京交響楽団、大阪フィルなどを指揮、実力と人気を兼ね備えた指揮者として着々と地盤を固めている。
名古屋生まれ。
1971年お茶の水女子大学教育学部音楽科に入学。
1975年同大学を卒業後ただちに東京芸大指揮科に入学、渡邊暁雄、小林研一郎両氏に師事した。
1979年東京芸大大学院に進み、一年間群馬交響楽団で指揮の実習を行う。
1981年フランスに留学、パリのエコール・ノルマルでピエール・デルヴォー氏に師事。
翌1982年にブザンソン指揮者コンクールで見事に優勝を飾り、大きな誌題をさらった。
同年帰国し、名古屋フィルを指揮して生まれ故郷の名古屋にデビュー。
1983年、NHK「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団を指揮、絶賛を博した。
以後、東京交響楽団、新日本フィル、読売日本交響楽団、日本フィル、
新星日本交響楽団などを次々と指揮し、高い評価を得ている。
また、オペラ、オペレッタの指揮でも好評を得ている。
1985年には文化庁移動芸術祭および開西二期会公演の「メリー・ウィドー」、
1987年は二期会公演の「こうもり」、さらに1988年には、4月に関西二期会の「カルメン」、
および12月に東京フィルとの「トラヴィアータ」を指揮し、絶賛を得た。
1989年には、2月に二期会と、7月には二期会・東京交響楽団と東京文化会館にて、
また11月に再び二期会と、計3回におよぷ「メリー・ウィドー」を指揮した。
また、同年7月には、トーマの「ハムレット」を東京グローブ座にて指揮した。
(おそらく、「ハムレット」の本邦初演)
これらの、女性指揮者の枠をこえての活躍に、各オーケストラの信頼も厚い。
また、海外での活躍も期待されている。
1983年には、トゥールーズ室内管弦楽団など多くのオーケストラを指揮し、
1985年11月にはパリ・シャンゼリゼ劇場でラムルー管弦楽団を指揮した。